Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2005年4月8日(金) 「出会い」

少し前に不思議な体験をしました。もう10年も会ってなかった人と立て続けに会ったのです。1人はいつもよく通る道。もう1人は普段は行かない場所で。あの瞬間って本当に面白い。お互い、相手のことをチラチラ見て、一回通り過ぎて、振り返って、「やっぱり?」ってことになる。そこから連絡先を交換して、今は急いでるから、またねという感じでその場を去る。その後はなんだか暖かい気持ちになって、いい1日を過ごせたのを覚えています。仲が良かったのに、なぜか縁遠くなってしまった人に、もう一度「出会う」ことは、新しい人と出会うのと同じくらい新鮮で、楽しいものでした。(M)

最近、高校時代の同級生と連絡をとる機会がありました。高校の3年間ずっと同じクラスで、出席簿の関係で、試験のときにはいつも隣に座っていた男の子です。私にとって、高校時代の彼の印象というのは、はっきりしていて、そのイメージから、どこか「こういう人」と思っているところがあります。久しぶりに会っても、印象はほとんど変わりませんでした。でも、いろいろ話をしているうちに、新しい彼を知るような感じがありました。たぶん、高校時代の私は、「彼はこういう人」と思い込んでいて、その思い込みの中でしか、彼と関わっていなかったのだと思います。思春期なだけに、異性とのコミュニケーションに緊張もあったと思います。高校を卒業して20年ほど経ち、少しリラックスした自分がいて、新たに彼と出会うことができたのでしょう。高校時代の他の人たちにも、また改めて出会ってみたいと思う瞬間でした。(C)

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