Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2005年3月18日(金) 「就職活動」

私は大学卒業後、すぐに留学をしたので、リクルートスーツを着て、会社を訪問するという、いわゆる就職活動の経験はありません。大学を卒業後、留学前の数ヶ月を利用して、大手広告代理店でアルバイトをしたのが、私の最初の社会人経験。それはまた、エスカレーター式の学校でそのまま大学に進み、なんとなく自信を失っていた私が、「私も人の役に立つんだ!」と喜びを感じた時期でもあります。それまで「会社」で仕事をするということがどうもピンと来ていなかったのですが、留学から戻ったら、「会社」に就職しようと思ったのでした。結局、30歳を過ぎてからのことになりましたけどね。(C)

私が就職活動をしたのは夏でした。あのときが最も自分を発見できた時期かもしれません。まず、面接でもまったく緊張しないということが大きな発見でした。質問されて、それに臨機応変に答えていくプロセスがとても楽しかったです。面接のたびに、自分を発見できたような感じです。印象に残っている質問は「お酒飲めるの?」(某放送局)と、「自分を1分ちょうどでアピールしてください」(某メーカー)。ずいぶん前のことなのに、今でも自分の答えた内容を細かく覚えています。ああ、なつかしい。今の私ならなんて答えるんだろう?などと考えて、ちょっと楽しくなりました。(M)

みんながひそかに動き始めていた頃、私ははっきりいって何も考えていない、危険な学生でありました。別に単に遊び呆けていたわけじゃありませんよ。ただ、何となく卒業制作やら教育実習やらで忙しい日々を送っていて、気が付いたら一人大きく波に乗り遅れていました。いつもいつもこうでした…手続きだとか出さなくちゃいけない書類だとか、ギリギリか後からみんながやっているのに気づいてハッとする。さぞや親はハラハラした日々を過ごしてきたことでしょう。そんな感じで始めた就職活動。企業リストには次々にXがついて行ったけど、大学受験のときのような悲壮感はなく、「もしここに受かっちゃったら超ラッキー♪」といった感じのなぜか妙に明るい妄想だけに突き動かされていました。でも、今思い出すとあまりにのんきな自分が情けなくなって沈みます・・・。あの頃の自分に「新卒は1度しかないぞ!」といって聞かせたい。(Y)

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