Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2005年2月4日(金) 「おとなになったら」

高校生の頃まで、親にお行儀が悪いと怒られると、「おとなになったら、こんなことしないよ」と、口答えしていたものです。よく怒られたのは、居間で脚をテーブルにのせてテレビを観ているとき、食べ物を服にこぼしたときです。私は今でも服によく食べものをこぼします。そしてつい「おとなになったら、気をつけるよ」と言ってしまいます。30代も後半になった今でさえ。いったい「おとな」って何歳からなんでしょう。自分の中では、「おとな」は永遠に「おとな」。私はいつまで経っても「おとな」にはなれないのかも。なろうとしていないのかな。(C)

「おとなになったら」と、おとなになった今でも思います。よく思い出すのは高校3年生だった頃の自分。あの頃考えていたようなことを、今でも考えているなぁと思うとおかしくなります。あの頃、夢見ていた自分は、現在ある自分ではないけれど、ここまでやってきた道のりを考えると、やはり現在の自分が本当の自分だと思います。「おとなになったら」という言葉はではないけど「~年後には」とずっと言いながら生きていくんだと思います。でも、それが楽しいんだろうな。(M)

本当に幼かった頃は、漠然と大学生からがおとなだと感じていました。高校までは制服もあったりして「学校」のイメージが強いせいかな。それか、単純に大学生の「大」の字が大人ってことばを連想させたからかも知れません…。いざ、大学生になってみると全くおとなな気分になんてならず、それは二十歳を過ぎたときも同じでした。初めてお酒を飲んだときも、一人暮らしを始めたときもそんな意識はあまりなく、いつまでたっても子ども気分です。そして、「あたしって未だまったく子ども気分」と痛感した出来事がお年玉です(笑)。同年代の友達が、もう働いてるし普通に甥だか姪だかにあげてるよって話を聞いて、当たり前のことなのですが、なぜだか不思議な気持ちになりました。私の中では(今のところ)お年玉って「もらう」もので「あげる」ものなんて考えは全くなく…「おとなになったら親戚の子にでもあげよう」と思っております。おとなになったらね…。(Y)

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