Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2004年9月17日(金) 「名刺」

友人同士の飲みの場で、初めて会った人に名刺を差し出されたとき、何だか妙な気分になったのを覚えています。あぁ、自分もついに社会人になってしまったんだな、と改めて寂しい気持ちと変な緊張感と。もう2年近く前の話です。その時私はピチピチの新入社員で、本来なら誇らしげに自分の初名刺を取り出すはずでした。が、印刷屋の悲しき失敗のため、それは叶わぬこととなったのです…。当時、私はデザイン部におり、隣で先輩がかっこいい名刺を創っているのを見ながら、印刷が上がってくる日を楽しみにしておりました。どどんと100枚、ついにきた! と、よく見ると「(株)○○デサイン部デサイン課」デサイン…デザインじゃなくてデサイン…。さすがにこれは恥ずかしくて外部には出せない、ということで、すぐさま廃棄処分となり、次の仕上がりを待つこととなったのです。そうして1ヶ月、2ヶ月…(営業部などは必需品なので早くもらえた)ついに私は自分の名刺を手にすることなく、そこを去ることとなりました。紙と印刷代、勿体無かったな。(Y)

最初に会社で名刺を作ってもらったとき、なんだか大人になった感じがしました。でも、それを誰かに渡すのは、恥ずかしかった覚えがあります。渡した後も、なんだか落ち着かなかったりして。それは今でもですが。ときどき写真入りの名刺を頂きます。後から見て、顔が思い出せるのでとても便利ですが、自分のは絶対に作りたくないなあと思っています。(M)

以前の職場で、地方の行政の方たちとお会いする機会がとても多く、よく名刺交換をさせていただきました。当時、不思議だったのですが、そういう方たちの名刺は、たとえみなさん同じ職場にいらしたとしてもデザインが全然違いました。ロゴはもちろん一緒ですが、その大きさが違ったり、名刺が縦書きだったり、横書きだったり、その地方の観光名地の写真が載っていたり、自分の写真が入っていたり、と本当にまちまちです。5人の方にお会いしたら、5人とも違う名刺だったということだってあります。つい最近、会社のある千代田区の区役所勤務の方たちと名刺を交換する機会があり、やっぱり同じようにみなさんデザインの違う名刺をお持ちだったので、そのことを思い出しました。あれはどうなっているんでしょうか。10種類くらいのデザインパターンがあって、自分で選ぶのか、まったく自分でデザインするのか。誰かご存知の方がいらしたら教えてください。(C)

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