Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2002年12月20日(金) 「クリスマス・プレゼント」

結婚する前、今の夫からクリスマスプレゼントにチョーカーとピアスをもらったことがあります。「わーい、ありがとう」と喜んだものの、実はあんまり私の趣味ではなかったため、チョーカーは一度も出番なく、私の引き出しにしまわれたままです。ピアスは何度かしたのですがやっぱりそんなに出番がありません。そんなことには気づかないだろうと思っていたある日、「全然、しないんだな」と言われてしまい、「あはは」と笑ってごまかした私。結構見ているものなんですね。その後、彼は私に身につけるものはくれなくなりました。(C)

クリスマスについて、年をとるごとに意識が薄らいでいきますね。でも、今年は、海外にいる友だちに、それも、しばらく連絡が途絶えている友だちに、クリスマス・カードを送りました。あのこには、こんなカードが似合うなあ、とか、このこにカードおくっても「誰?」って言われちゃうかなあ、とか、いろんなこと考えながら、手紙を書いて送ってみました。それでも準備するのがとても楽しかったです。なかなか会えない友だちへの、ちょっとしたクリスマス・プレゼントになるといいんだけど。(T)

私の両親は全く信心深くないくせに、年に1回クリスマス時だけ「敬虔な仏教徒」になり特にパーティーとかはしてくれませんでした。でも、私が幼稚園生くらいの幼いとき、1度だけ死ぬほど嬉しいクリスマスがありました。朝目を覚ましたら、枕元に大きなプレゼントの箱が置いてあったのです。笑いますけど、「黒ひげ危機一髪」という樽にナイフを挿してひげの海賊が飛び出すというあのおもちゃが中身だったのですが。でも相当嬉しかったのを覚えています。差出人はその時付き合いのある近所のおばあさんで、両親ではありませんでした。あんなに喜んだ幼い娘の姿を見ても、次の年からも相変わらずプレゼントを渡さない鋼のような意思を持った両親を、すごいなぁと今は思います。(ky)

クリスマスが近づくにつれ、小学校では「サンタさんは本当にいるか」という議論が白熱します。「お父さんがプレゼントを置きにきたのを見た」という友達に、「今どきのサンタさんは、煙突がないから、親にプレゼントを置いてもらうんだよ」などと反論し、周りの友達に「そっか~。そうだよね」と感心されたりしていました。しかし少し不安だったので、母親に「やっぱりサンタさんはお父さんだったりするんだよね」とカマをかけてみたら、その年のクリスマス・プレゼントはあっさり手渡し。とてもそのことを友達には言えませんでした。知ったかぶりは足元をすくわれる。(A)

高校はカトリック系の、教師にシスターがいる女子高でした。。クリスマスが近づくとキリスト様が云々とか、マリア様が云々といった話が朝礼でされていました。私自身は信者でもなく、醒めた感じで接していましたが、クリスマスイブの集会は別。このクリスマスイブの集会は、夜を徹して、一晩中、行われました。なので、普段は門限があって夜の外出は出来ない女子高生が、親の公認の下、夜遊びができる、一年で、一度だけの夜でした。とはいえ、田舎の女子高生、この日何をするかというと、ミサが行われている教会の一室で、仲間と徹夜でトランプ遊びに興ずるというものでした。でも、あの当時の私たちには、とびきり素敵なクリスマス・プレゼントでした。(KM)

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