itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。
2002年12月13日(金) 「ブランド」
なんでみんな同じものもって喜んでいるの? 当時17歳の私は、バーバリーのマフラーが女子高生にどんどん伝染していくのを、非常に冷めた目で見ていました。その冬のある日、たまたま、知人からマフラーをプレゼントされました。バーバリーと同じようなチェック模様でしたが、色は違い、とてもかわゆい!と瞬時に気に入りました。翌日、友だちからの反応をココロまちにそのマフラーを巻いて学校にいったら、友だちから「わっ、バーバリーの今年の新色じゃん!」。そしてあっさり「最近の女子高生」の仲間入りをしたのでした。なつかしーなー。(T)
私はブランドものにはほとんど興味がありません。というか、ブランドものでも「お、いいな。」と思うものがあれば欲しいと思いますが、「○○のブランドだから欲しい」とはならないのです。ま、金銭的余裕がないということもありますが。ただ、今年の夏に母から1つブランドもののおさがりをもらいました。20年くらい前のグッチのクロッチバッグ。紺色の、口がマジックテープという珍しいタイプです。色も形も気に入ってしまい、夏の間は大活躍。母も義姉に20年前にプレゼントされて全然使いこなせず、たんすのこやしだったというから、血は争えないのかな。 (ky)
スターバックスとドトールのカップに同じコーヒーを入れたら、それを飲んだ人のほとんどが「スターバックスの方がおいしい」と答えたそうです。ブランドには20%価値を高める力がある、という話につづくのですが、そして人間の話。先日、私のもとに友達から結婚式の招待状が届きました。その友達の彼は、かの東京大学を出て、一流企業に勤めていらっしゃいます。さらに親から受け継いだマンションも都内に持っています。彼女は「絶対に今年中に結婚してやるわ!」と鼻息を荒くしていたので、望みどおりで何よりなのですが、どうも相手の人はぱっとしない人なんですよね(失礼!)。招待状を見て「20%か・・・」と思ったのでした。(A)
ブランドと聞くと思い出すのは友人の言葉です。「ブランドって日本語で言うとロウホよね」ロウホ?それって「老舗」をそのまま読んだの?そうでした。それを指摘すると彼女は、「ロウホ」のほうが「シニセ」より「老舗」をイメージしやすいじゃないと平然。言葉なんて、相手にイメージできなければ意味が無いっていうのが持論の人でした。おかげで、付き合う私は、彼女独特の言葉を覚えなければならなくて大変でした。もう、遠い昔の話で、今では、彼女も普通の読み方が出来ます。でも、時々、昔の彼女独特の言葉を聞いて大笑いしたいと思ってしまいます。(KM)