Editor's Room

itoh.com の舞台ウラをリアルタイムにご報告します。

2002年5月17日(金) 「もしもウサギにコーチがいたら」

「人間は良い関係をエネルギー源にしています。」『もしウサ』でいちばん自分にフィットした言葉はこれです。ぜんぜん根拠や理由なんかないのに、絶対にうまく行く、と考えている私。よく、「どうしてそう思うの?」と聞かれ、なぜだろうと考えていましたが、“無条件で愛された経験があると自分は支えられていると感じる”というフレーズを読んですんなり納得しました。今までいろんな場面で家族に助けられてきたなあと、実感しました。なんだかそう思うと家族みんなに感謝したい、という気分になり、早速“母の日”に花束を家族にプレゼント。でも、母から「ありがとう」の電話があったときに、「すっごく高かったんだから」恩着せがましく言ってしまう私なのでした。(M)

伊藤さんの本というと、これまでCDサイズの本にたくさんふれてきましたが、今回の「ウサギ」は、今までと違う味わいがあって、とても好きになりました。ウサギというキャラクターが、自分自身のどこかとリンクして、わたしの話をきいてもらっているような気持ちにさえなりました。一番こころに響いたのは、「妥協の数は減らしたほうがいい:ウサギに「自分憲章」を持たせる」という章です。「まあいっか」とわざと見ないふりをしてきたたくさんのことが自分の自尊心を傷つけていたんだなあって気づいたから。わたしだけの憲章を持っているだけで、なんだか世界が広がる感じで楽しくなりました。みなさんもぜひ読んでみてください。ほんとうにオススメです!(T)

私は最後の章、「ウサギ君、君の物語を話してください」が一番好きです。何度読んでも胸が熱くなります。私にも私の物語があるんだ、そしてそれを創っていけるんだ、と思って勇気づけられるのです。そんなコーチが私もほしいし、自分もそんなコーチになれたらと思います。伊藤さんは、この本を書いているとき、どんなときでも本のことを考えていました。何か思いつくとすぐに「この話はどう?」と、スタッフをつかまえては話をしたり、メモしたりしていました。その伊藤さんがとても楽しそうで、そばで見ていてとても嬉しかったのを思い出します。伊藤さんのメッセージを多くの人に伝えるために、たくさんの人にこの本を読んでほしいと思っています。(C)

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