わたしの好きな伊藤守のこの一冊

今回、『 コミュニケーション100の法則 』を紹介するのは、コーチ・エィのS.J。Sは、コーチ・エィの立ち上げに携わったスタッフの一人です。Sとコーチ・エィの縁は、もとはといえばここに紹介した本からスタートしています。
Sは、仕事においては尊敬できるビジネスウーマンでありながら、中身はどちらかというと天然で、ほんわかした雰囲気を身にまとっています。そしてときどき、なんだかつかみどころがない。そこがまた、魅力的な女性です。

コミュニケーション100の法則 』(S.J)

この本を書店で見つけたのは、いまから15年ほど前のことです。
当時は珍しかったCDサイズの本の、
帯のワンフレーズに目がとまりました。

「コミュニケーションはキャッチボール、
ドッジボールではありません」

瞬間的に、ボール投げの光景が頭に浮かび、
思わず手に取りました。

書店で立ち読みしながら、
思わず噴き出したところがありました。

「いつも筋の通ったことしか言わない君は、
たしかに頭のいいやつなのかも知れないけれど、
君の前ではいつも筋の通ったことしか話せないので、
あんまり楽しめない」

職場のいろいろな人が頭に浮かびました。
そして、しまいには、自分の顔も、、、。

きっと、私も偉そうにしているんだろうな、と。

読み進むたびに、いろいろな光景が思い浮かびました。

この本は不思議でした。
コミュニケーションのことを言っているのに、
そこに、人としての生き方や考え方がありました。

これまでも、人の生き方や考え方を示唆する本は、
いくらでもありました。
読むたびに、そうだなと考えさせられました。

でも、だからといって、
明日の職場で使えるものは、少なかったように思います。

この本に出会ったときには、直感が働きました。
これ、きっと面白い本だ。きっと役に立つ、、、。
直感的に思って買いました。

自分の持っている本を、今、めくってみると、
最初のページに伊藤さんのサインがありました。

サインを貰いに行って、大事にしていたのでした。

本にも、伊藤さんにも、出会えてよかったと思っています。

この本は、今でもバイブルとして、
部屋の本箱の片隅に納まっています。
棚の左隅の一番いい場所です。

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