わたしの好きな伊藤守のこの一冊

今回はコーチ・エィの社長を務めるSが、『 リーダーになる人ならない人 』を紹介します。
Sは、とても勉強熱心で、努力家です。本をたくさん読むだけでなく、人から学ぶこともとても大事にしています。どんな場面も学びの機会にする、その姿勢にまわりは学びます。なんでもすぐに吸収するSは、伊藤の口ぶりまで吸収しています。
講演を聴いていて、思わずクスリと笑いそうになることがあります。
そして、Sは熱い男でもあります。今回書いてくれた本の紹介文からも、その熱さが伝わるのではないかと思います。

リーダーになる人ならない人 』(S.Y)

伊藤さんの本を読み返すと、
その本を読んだときに、
自分が思っていたこと、感じていたことが
ありありと浮かんできます。

音楽を聴くと、懐かしい思い出が一気に蘇るのと、
とってもよく似ています。

『 リーダーになる人ならない人 』

この本は、会社の中で「リーダー」というポジションにつき、
果たしてその役割を自分が全うできているのかどうか、
自問自答していたときに、手にしたことを覚えています。

リーダーになる人とならない人。
果たしては自分はどちらなのか。
当時、そんなことを考えながら読み進めました。

 ・会社とは夢を実現させるシステムである

 ・いちばんつらいのは、
  リーダー自身が未来に向けての物語を語れなくなってしまっているとき

 ・リーダーとは、相手の物語を引き出し、育て、形にしていける人

 ・今求められているのは「わたしたちの物語」をつくるリーダー

 ・夢を語るのに遅すぎることはあっても早すぎることはない

多くのセンテンスを、今でも「そらで」言うことができます。
そのくらい繰り返し読みました。

この本を読んで6年が経ちます。

最近では、いろいろなところで
リーダーシップに関する講演をする機会をいただいたり、
またネット上でリーダーシップに関する連載も担当したりしています。

話したり、書いたりすることは、
自分の中に哲学がないとできないことだと思っていますが、
私のリーダーシップに関する哲学は、
間違いなくこの本を中心にして形成されました。

『 リーダーになる人ならない人 』を読んで以降、
100冊近いリーダーシップの本を読んでいますが、
この本ほどリーダーを、リーダーシップを表現する言葉を、
自分の中に残してくれた本は他にありません。

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