わたしの好きな伊藤守のこの一冊

新コーナーの第一回目は、2001年から itoh.com News の編集を担当しているエディターCの『この一冊』です。

コミュニケーション100の法則 』(エディターC)

好きな本はたくさんありますが、
「一冊だけ選べ」と言われたら、迷わずこの一冊です。

『 コミュニケーション100の法則 』

その昔、仲よくしたいと思いながら、
どうしてもうまくコミュニケーションがとれず、
話をすると、いつも険悪なムードになりがちな友人がいました。

当時よく思っていたのは、

「なんでわたしの言うことがこの人には伝わらないんだろう」

ということ。

そんなあるとき、その友人と電話で話していると、
やはりなんとなーく雲行きがあやしくなってきました。
そして、

「なんでわかってくれないの?」

と言って、ほとんど泣きたい気持ちになっていたそのとき、
頭に浮かんだのが、この本の中にあったフレーズ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その人より優れていることを証明したいのか?
 それとも、その人に好かれたいのか?

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その人と仲よくしたいと思っているんだ、ということを思い出したら、
なんだか急におかしくなり、わたしはそこで笑い出してしまったのです。
それまでの険悪なムードはどこへやら。

その友人とは、それ以来、打ち解けて話すことができるようになりました。

この本には、そんな思い出があります。

ときどきぱらぱらとめくって見ると、
そこに書いてある言葉に、はっとさせられることがあります。

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