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コミュニケーションQ&A
バックナンバー No.1-20 No.21-40 No.41-60 No.61-80 No.81-100 No.101-120

毎週、コミュニケーションラボラトリーの中の Q&A から抜粋してご紹介します。

Q

自分自身の機嫌の善し悪しに左右されずに、周りの人に目を向けるには、何を心がけたらいいでしょうか?

A

自分の存在を知らしめたり、自分に気を遣わせるために、人は機嫌悪くなります。機嫌悪くなることで、自分に注目させ、自分が特別で価値ある人間であることを知らしめたい。誰かが自分に注目していたり、自分の価値を認めないと、いたたまれないのでしょう。

他人の評価を通して自分の価値を実感しようとすることは、誰かに「いい人だね」「さすがだね」「できる人だ」と言ってもらって、いや、正確には言わせて、安心するという構造の中にいることです。でも、他人の一言は麻薬のように、やがて効き目が切れてしまう。だから、またそれを求めなければならない。

機嫌悪くいれば、いつでも人の気を引くことができるのか? 実際ある程度効果はありますが、本当に友達になりたいと思っている人たちが、機嫌の悪い人のそばにいたがるとも思えません。

特に心がけることはありません。何も心がけなくていいのですが、機嫌が悪くて、その結果寂しくなってしまう。または、最初のちょっとした寂しさに耐える練習が足りなくて、機嫌を損ねて、それで結局寂しくなるのでしょうか。

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