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コミュニケーションQ&A
バックナンバー No.1-20 No.21-40 No.41-60 No.61-80 No.81-100 No.101-120

毎週、コミュニケーションラボラトリーの中の Q&A から抜粋してご紹介します。

Q

友達に元気の無い子がいます。その子に私の体験した元気の出た話をしてみました。しかし彼女は「ふーん」。なんとか彼女にも元気を出してもらいたいのですが、どういう風に接すればいいでしょうか?

A

接し方が間違ってるんです。元気の無い人に元気を出させるというのは、元気の無い人にとってはすごく苦痛なんですよ。例えば、会社を辞めたいと言ってる人に、「だめじゃない、続けなきゃ」なんて言うと、本当に辞めちゃうんです。「一緒に辞めてあげようか」と言うと、何とか持ったりするんです。

相手が怒ってるとき、まぁまぁ冷静に、と言ってなだめたりするでしょう? あれは怒りにガソリンを入れてしまうようなものです。怒ってるときには、一緒になってワーだとかギャーだとか言って怒る。するとペーシングといって、リズムとかバランス取れるんです。そうすると、「話す」というプラットフォームに二人が立つことになるんです。

うちの子どもは、ものすごいヒステリーを起こします。だから、ワーって騒いでるときには一緒になって騒ぐ。「まぁまぁ」なんて言うと大変な事になっちゃいますから。一緒に床にひっくり返ってすさまじい声を出してギャーってやる。そうすると逆に「そこまでやるな」ということになる。

相手が落ち込んでいるときには、こちら側もグッと落ち込んで喋らないといけない。そして相手とリズムとかバイブレーションを合わせていってコミュニケーションを交わすんです。うまい先生はそうですね。子供がギャーと騒いだら、一緒にギャーってやってますね。それで肝心な事をさりげなくプッと言うんです。そういうのをペーシングと言います。機会があったら、どこかで練習するといいですね。


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