だめ、苦手、そういうの。(笑い)
昔、携帯電話がすごいデカイ時代があったんですよ。僕買いましたね、それ。何で買ったかというと、急に母親のこととか思い出した時に、公衆電話まで行って電話するの面倒臭いじゃないですか。で、それでピッピッピと電話して、「声が聞きたかった」とか言うのに使いました。
あるとき僕がそれをやったら、眼科医の友達が、「それ何のために持ってるの?」って聞くんです。それで僕は、「こうやって親に電話するんだよ」と言ったらですね、「ふぅん」と言って立ち上がって、しばらく経つと目を腫らして戻って来たんです。どうしたの、と聞いたら、「いま親に電話してきたの」。照れずにやれる方法というのは、そういうのをやってる人たちと一緒にいるのがいいですよ。そういうのがごく当たり前にやれている世界の中に入ると、ごく当たり前になるから。でも、そういうのをやるのが当たり前じゃない世界の中にいる人達は、なかなかやるのが難しくなっちゃう。僕のそばでは、結構当たり前、ですね。 |