コミュニケーションがうまく行ってるかどうかを判断する方法の一つは、“メタ・コミュニケーション”ですね。メタ・コミュニケーションというのは、例えば二人で話していて、このコミュニケーションはどうだう? ということについて、二人で話題にすることをいいます。二人で話しているのだけど、その話してるところから、一歩引いて観察してみる。そして、今俺たち何か言い合ってるけど、うまく話してるように見える?とか、他人事のようにこのことについて話す。こういう方法がとられるようになると、交わされているコミュニケーションを仕切りなおしたり、変えていくのにすごく効率がいいですね。
それからもう一つ。話していて、confortable、自分がいい感じかどうか、というのはすごく大事です。相手の表情がどうであるか、ということもすごく大事です。そしてそれ以上に大事なことは、そのコミュニケーションによってどのように行動が起こるか、ということ。たくさん話したけど行動に何の変化もない、というのは、徒労に終わることが多い。だからある程度行動の変化も欲しいと思います。 |