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コミュニケーションQ&A
バックナンバー No.1-20 No.21-40 No.41-60 No.61-80 No.81-100 No.101-120

毎週、コミュニケーションラボラトリーの中の Q&A から抜粋してご紹介します。

Q

さまざまな場面で選択を迫られますが、選択肢が多くて、何を選び取ればいいか迷うことがよくあります。答えは自分の中にある、としたら、それを導き出していくコーチングの手法を知りたいのですが。

A

選択肢が増えていけば、選択はできるはずなんです。選択肢が増えているように見えて、実は選択肢が無くて、結局は自分に対してこういうふうに聞いてしまうんです。やるかやらないか?とか、行くか行かないか?と。これは選択ではなく脅迫と言うんです。

三つ以上の選択肢を自分の目の前に用意すると、“選択”になります。コーチを雇う一つの理由は、ここにあります。「やるかやらないか?」「AかBか?」という選択の中に、コーチがいると、CやDというとんでもない選択肢が生まれてくるわけです。目の前に三つ以上の可能性をセットすると人は動きやすくなる、という構造があります。ですから、おそらく選択肢が多すぎて動けない、というよりは、一つは脅迫が起こってしまっている、というふうに考えられます。もう一つは、選択肢が明確にならずに混乱している状態にある、ということも考えられます。

例えばお菓子でも、チーズケーキとショートケーキ、チョコレートケーキ、それから例えばマロングラッセが並ぶとします。これって結構混乱するんですけど、でもそこに、あんみつ、とか一個持ってくると、選びやすくなったりするんです。あんみつよりはやっぱりケーキの方がいいな、ケーキ軍団がいいな、って。きっちりしたもう一個の選択肢を用意すると混乱から抜け出すことができます。その時はやっぱり自分の選択肢だけじゃなくて、他の人ならどんな方法があるか、というリサーチが有効です。自分一人で独断的にならないで選んでいった方が、効果的なんじゃないかと思います。


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