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コミュニケーションQ&A
バックナンバー No.1-20 No.21-40 No.41-60 No.61-80 No.81-100 No.101-120

毎週、コミュニケーションラボラトリーの中の Q&A から抜粋してご紹介します。

Q

あまり聞いていて心地よくない、あるいは聞きたくない話に対して、どのように対処すれば良いでしょうか?

A

聞かないんですよ。聞かないで、頭の中でバックグラウンド・ミュージックをかける。皆さんお持ちですか? 朝出て行くときの音楽とか、夜寝る時の音楽とか。自分の頭の中と心の中にバックグラウンド・ミュージックを持っているかいないかは、すごく違います。朝出かける時に、知らない間に「葬送」をかけちゃったら大変なことになるわけですよ。「レクイエム」とかかけたら暗くなるでしょ、気持ちが。そういうのはなるべくかけない方がいい。

だからそう、イヤなことを話してる人に会った時は、違うことを思ってればいいんです。僕はほとんど違うこと思ってますね、相手が何か言うと、首だけ振って「なるほど」とか言いながら全然違うことを。そういうのを“ゼロ・ポジション”と言うんです。相手に影響されるかどうかについてを自分で決められるんです。相手が影響してくるのを許すかどうか、ということについて、自分で決めればいい。

よく傷つきやすい人がいますけども、傷つきやすい人は、こう思ってるんです。「人は人を傷つけることができる」と。傷つかない人は、「人が人に傷つけられるかどうかは、自分で選べる」と思っている。その違いがあると思います。あなたをおとしめることによって自分の存在価値を上げようと企んでる人はいるわけですから、何もむざむざとそれにはまる必要は無い。ですから相手が自分をおとしめようとしている時には、僕は「なるほど!」「御説御尤も」なんて言いながら、違うこと考えている。またはその場にいない、とかね。


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