満足するとそこから成長しないんだと思っている人は、そうなんですよ。なぜか? そう思っているから。僕の場合は、満足してなおかつ成長すると思っているから、成長するんですよ。満足しないと成長できるのか?満足して成長できるんなら得だな、と思ったんです。
なるべく今日は機嫌良く生きたい。僕は世の中にどういうふうに貢献できるか? なるべく今日も機嫌よく生きようと。人を誉めるのはその人がいいことをしたわけではなく、機嫌がいいからです。機嫌が悪ければ、どんなにいいことをしても誉めないんです。他の人を肯定的に見ようということは、あなたの気分に左右されます。それは、自分に対する評価のレベルによって違ってくる。
自分を本当に等身大で評価している人、自分の存在を素晴らしい存在と認識している人が見ている世界と、自分のことを何とか高くしなければならないとあがいている人、精一杯倫理的になろうとしている人とでは、見えているものとか、ものの味わい方が違うと思います。それを何が支えているか?人とどういうふうに関係が作れるかだと思います。人といい関係を今創り出すことができれば、その瞬間にその人の自己評価は根底から変わると思います。仕事で業績を上げようが何をしようが、人と関係をうまく築くということ以上に、何かいいことはない、と思います。 |